チェンソーマン

ネトフリのアニメで見て、説明できないけどめちゃくちゃ面白い!と思った。面白い理由がわからないけど面白い、というのが久々だった

例えばブルーロックは、密閉空間でのバトルロワイヤルシステム、エゴイズムの追求という日本サッカーに不足した部分のピックアップ、キャラ間のみずみずしい関係性、すごいなあってある程度言葉になるけど、チェンソーマンはなんかわからんけどめっちゃおもろい!!!だった

 

で漫画を全巻買って読んで、それでもやっぱり、なんかわからんけどめっちゃおもろい!だったので

漫画2周目に入り、ようやくわかってきた。それを書いておく

 

 

●漫画としての面白さ

・コマがでかい

・セリフのないコマが多い

 

コマがでかいので当然見やすい。でかいのに書き込みが少なかったり動きが少なかったりすると陳腐になってしまうが、こまのダイナミックさはすごい。

 

セリフのないコマを積極的に挟むことで間や緩急が生まれている。映画的な部分。

 

ワンピースがまんがとして何言ってるか読み取りづらいのは、コマが小さいし遠近がよくわからないし、尾田栄一郎の頭の中にある構想の面白さを信頼していくしかなく、それが不快。初期は普通に漫画として読みやすかったが今は絵巻物、図屏風といったほうが良いのではないだろうか

 

映画はカメラという視座で切り取り、その世界が全てである

漫画はコマという視座で切り取る。構図もセリフも作者が全て決める。監督であり演出であり、脚本家である。その腕がピカイチなのは冨樫で、その大元を作ったのは手塚治虫で、でもチェンソーマンも負けず劣らずすごく面白い。純粋に読んでるだけで楽しく、漫画的体験でありながら映画的体験、

 

そしてチェンソーマンにおいては意味がわからない前提をピンボールする小説的体験もあると思った

 

 

●キャラの面白さ

 

・主人公の設定のよさ、感情移入

人並みの扱いをされることで幸福を得る、それだけの過酷で理不尽な環境を生きてきたデンジ。

 

ポチタ可愛い

初めのシーンで臓器売っても借金なくならない、作品世界にグッと引き寄せられた

 

多少ネタバレになるがマキマさんがなぜ好きなタイプはデンジと言ったのか。

パワーはなぜ異常にマキマをおそれるのか。

 

 

・パワーちゃんかわいい

 

初めは悪魔と魔人の定義があやふやだったが二週目ではっきりした

悪魔は人々の恐怖が具現化したもので

魔人は死人の体を悪魔が乗っ取ったもの。

また悪魔は死んでも地獄で復活し、地獄で死ぬとまた現世で悪魔として復活する。(輪廻転生それ自体は納得できるが、具体的にどういう時に地獄で死ぬのか、意味がわからない)

 

パワーちゃんは虚言癖と虚飾性の塊で、ガキである

デンジもガキなので、このガキ同志の友情物語は純粋に微笑ましい

お互いの大事な相棒を失った悲しみを想像し合うことで友情が芽生えるのも良い。電車でのカットでは「ぜってえこいつとはなかよくなれねえ」と距離が空いていたが、ポチタとニャーコへの愛情と喪失への悲しみをリンクさせお互いがお互いをいいやつだと認識する流れ、そしてオチは胸揉み。

 

・人並みの扱いを受けること(パンにジャム塗って食べること)→胸を揉むこと→キス→セックス

という、デンジの目標のステップアップが、アホでめっちゃわかりやすい

昨今の作品は高度化しすぎて、なぜ修行するのか?なぜ強くなるのか?主人公の動機がよくわからなくなったりする。そういうのが、この単純明快な目標設定の前では敵わない。

 

・家畜同然だったからこそチェンソーの悪魔を宿すことができた、特異点になれた

主人公が最強であることへの説得力がある。

クレイジーさが必要。

対比として、アキ、姫野という普通の人がいることにより、際立つ

とはいえデビルハンターはまともな人間がいないという基本があるので、各々のネジのぶっとびがあり、それがひたすらに魅力である

 

 

●意味がわからない

二週目読んでも意味がわからないので、わかった範囲で補足しておく

 

・マキマ=支配の悪魔

対等な関係が築けない

自分より格下と認識した悪魔、魔人を支配できる

不死身なのは、内閣総理大臣との契約で、一般国民にダメージをすべてなすりつけられるから

(契約というワードが大事っぽいので、内閣総理大臣は悪魔、権力の悪魔、国家の悪魔?リヴァイアサン?)

遠隔で殺してたのは、罰の悪魔か

アキを銃の悪魔に改変した(心臓操作?)銃の魔人?(死人操作?)

パワーは記憶改竄できるから完全に操れなかった

 

・デンジ=チェーンソーの悪魔人間=武器人間

武器人間は一定数いる。心臓が悪魔に乗っ取られることでなる?

サムライソード、ボム、銃など、強力な物が多い

痛覚の悪魔?クァンシはなんの武器かはよくわからない

四人の騎士(死、戦争、飢餓、支配)とともにチェンソーマンと地獄で戦い死に名前が消えたものの、存在自体は残っていた悪魔。が人間に憑依(心臓に宿り)

 

天使の悪魔は?武器人間ではない。ここらへんのカテゴライズがわからん。

頭に特徴があるから魔人だっけ?

 

・魔人。人間でなく死人に憑依したというだけであり、武器人間とたいして変わらない。

陣営としては人狼でいう狂人等か

パワー=血の悪魔の魔人

ビーム=サメ

暴力=暴力

 

 

・マキマ戦

ポチタがデンジと入れ替わっていた

いつからかは漫画をよく見返すしかない。ジャケット着たところ?

 

四人の騎士=ヨハネの黙示録、死、戦争、飢餓、そして支配

ポチタはなぜ瀕死でデンジの元にあらわれた=武器の悪魔達や四人の騎士と戦っている時に突然姿を消した

地獄で銃の悪魔と戦っているところから逃げ(死んで?)ポチタは現世でデンジの元に現れた

 

バラバラにして食うことで、殺すという認識をすり抜けた。愛、ひとつになった。

支配の悪魔は輪廻転生し、中国のナユタに座標が移ったが、デンジが対等な関係を築いていくことで解決している(?)今後の展開次第

 

 

・白い背景のコマと、黒い背景のコマ(パラレルワールド?)

輪廻転生との関係

 

・デンジと並んで座ると死ぬ理論?